この記事は「遥かなる時空の中で3」の各キャラを攻略した感想を語っています。
各ルートのシナリオに関するネタバレ、また「個人的に、ここがちょっと納得いかなかったなぁ…」と思った部分もガンガン書いていきます。
なので、これからプレイする予定の方 or 未プレイの方や、キャラdisとも捉えられる批判的な感想や意見が苦手な方はブラウザバックをお願いします、
給付金も来るので、遥か5を買おうか、switchの遥か6と遥か7を買おうか迷ってます(;^ω^)
遥か7は、過去作の傾向から後で追加要素が入ったソフトが発売されそう気がするので、様子見するかもしれません。
PS2作品をディスプレイでプレイしてみたい方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
さて、せっかく遥か3を全ルートクリアしたので、各ルートをクリアした感想を語りたいと思います。
過去シリーズのレビューを見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
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他のナンバリング作品の感想を見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
ですが、ボロクソ書いてる部分もあるので、批判意見が苦手な方にはおすすめしません!
それでは、各キャラを攻略した感想を語りたいと思います。
各キャラのシナリオをクリアした感想
有川将臣(ありかわ まさおみ)
天の青龍であり、後述の譲君の兄であり主人公とは幼馴染です。
マイペースな性格ではありますが、世渡り上手でお兄ちゃんキャラらしく仲間思いで面倒見が良い所があります。
すごくどうでも良い感想ですが…将臣君は現代に居た時の髪型の方が見た目がさっぱりとしていて好きでした(アニメーションだと蟹みたいに見えるので)
彼のシナリオは、ロミジュリ的な感じで別に龍神の鱗が無くても進むシナリオだと思ったり、エンディングがご都合主義感があって、ちょっと物足りなさはありました。
ですが、将臣君が主人公が異世界に来るまでの3年間は何をしていたのか、将臣君の視点から見た平家の姿が描かれていて面白いシナリオでした。
また、「仲間がバッドエンドになる運命を変えたい主人公 VS 平家が滅ぶの運命を食い止めたい将臣君」という構図は良かったと思います。
将臣君自体は良い感じでしたが…
主人公が戦の最中なのに「将臣君は何をしてるんだろう…。( ゚ ρ ゚ )ボー」
としてるかと思えば…
「…ハッ!!( ゚Д゚)今は将臣君の事を考えちゃだめ!戦に集中しなくちゃ…!(>_<)」とかやってる描写はぶっちゃけいらなかったと思います。
「戦に集中しろや!!(# ゚Д゚)」としか思えませんでした。
あと、バッドエンドも見ました。
二人共リーダー的立ち位置ですが本来はまだ高校生ですし、ある意味メリーバッドエンドだったと思います。
ちなみに、私が一番最初にクリアしたキャラです。
源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)
ブラコン源氏の軍を率いている九郎さんです。
最初は頑固ですぐカッとなり、どちらかと言えば主人公にも塩対応です。
ですが、良くも悪くも素直な性格で、運命を変えていく中で態度もだんだん柔軟になっていきます。
最初はイラっとする面も有りましたが、人間味のあるキャラでもあるので最終的には好きになりました。
…男のツンデレって、今でもお姉さま方に需要があるのでしょうかね(;^ω^)
九郎さんシナリオは、お兄さんである頼朝から九郎さんの命を守る事が主なテーマでした。
普段は敵に対して警戒心があるのに、頼朝さんの事はどんな事態でも信じて疑わないので、
お前は一昔前の少女漫画の主人公か!
…と言いたくなる事が様々起こり、世話が焼けますが最後は男らしい所?を見せてくれました。
個人的には九郎さんは頼朝さんと差しで勝負して欲しかった所はありますが、乙女ゲーらしくて良い展開だったと思います。
ですが…バッドエンドになった時空で本人が書いた手紙を、別の時空の本人に渡すのは、
いくら龍神の巫女でもルール違反というか…空間に歪みとか生じて九郎さん消滅しないの?と思ってハラハラしました。(;^ω^)
基本的に、八葉達には龍神の鱗で時空を飛んでいる事は秘密にしています。
なので、主人公がその選択は危険だと一生懸命伝えれば「よく分からないけど、龍神の巫女が言うんだし信じよう!」と大抵の場合は分かってくれます。
ですが…内容がアレとはいえ、この時ばかりは別時空で入手した手紙を本人に渡して説得させたのはちょっと違和感がありました。
また、九郎さんが怒っていたかと思えば、ショックを受けるとメソメソしだすので…若干メンタルが心配になる所もありました。(;^ω^)
ですが、頼朝の対して葛藤しつつも対立するシーンは良かったと思いますし、個人的に、九郎さんの笑顔の差分が無邪気な子供みたいに笑うので好きです。
守りたい、この笑顔
ヒノエ
過去作までは地の白虎(友雅さんや翡翠さん)がセクシー担当でした。
ですが、今作は朱雀であり女好きで乙女ゲーらしいキャラ、ヒノエ君がセクシー担当だと思います。
甘く口説かれたい人にはおすすめのキャラです。
彼の√も比較的フラグ回収がしやすいので、早い段階で攻略しておく事をおすすめします。
攻略前は世間一般の方がイメージする乙女ゲーに居そうなキャラと言いますか、
女好きのチャラ男キャラかと思ってましたが、意外と冷静で策士の如く頭を使って行動するタイプで驚きました。( ゚Д゚)
初見プレイで捕縛回避の値を上げてなくて、バッドエンド直行したアホは私です(;^ω^)
全体的にTHE乙女ゲーと言えるシナリオで、世間一般の方がイメージしている乙女ゲーってこんな感じかも?と思えるセリフが多々ありました。
ヒノエ君は特別暗い過去があるキャラではなかったので、思いのほかさっぱりと楽しめました。
遥か3はシリアス系のシナリオが多いので、ヒノエ君√を甘めにする事でバランスを取ったのかもしれませんね。
武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)
ヒノエ君に続き遥か3のセクシー担当、参謀的ポジションの弁慶さんです。
実際の武蔵坊弁慶って、刀剣の岩融さんみたいな体格が良い男性のイメージですが…そこはルビパの魔法
という事で(;^ω^)
普段は穏やかな薬師さん…ですが、戦を早く終わらせる為なら敵の残党の船に火を付けるとんでもない事してるキャラです。流石元ヤン
ファンアートの中では腹黒系キャラに分類されている印象ですが…個人的には「なんか…不器用な人だなぁ(´・ω・`)」と思いながらプレイしていました。
弁慶さんは掴み所が無いキャラではありますし、非道な所もありますが、ゲスい策を巡らせても決して嘘は言っていなかったと思います。
主人公に対して「君を傷つけたから~」的な事を言いますが、表情差分から傷ついているのは弁慶さん自身に見えました。
手段は選ばず、例え自分の身を犠牲にしてでも目的を達成する…ある意味ダークヒーロー的なキャラだと思います。
何だかんだありましたが、エンディングでは幸せそうな顔をしていたので「良かったねぇ」と思えるキャラです。
個人的に、気になっていたキャラの一人だったので割と期待してプレイしていたんですが…思いの外シナリオがあっさり終わっちゃってちょっと残念でした(´・ω・`)
有川譲(ありかわ ゆずる)
主人公の幼馴染であり、将臣君の弟の譲君です。
彼は所謂主人公LOVE勢で、弓道部に所属している努力家です。
勉強も出来て、慣れない京の世界でも主人公が望む料理を工夫して作れる料理上手というハイスペック男子です。
最初は健気で心配性な後輩君だと思っていたんですが…
攻略中は言葉の端々がとても怖かったです。((((;゚Д゚))))
「あれっ?やるゲーム間違えたかな?」と思うレベルで、ちょっと他のキャラと出掛けただけで嫉妬する…という彼氏みたいな反応してビックリしました。
その癖、主人公さえ無事なら、自分の身なんてどうでも良い…と本気思っている異常なまでに献身的というか…ヤンデレっぷりが凄まじいキャラでした。_(:3」∠)_
ですが、主人公がホイホイ運命を変えている事へのしっぺ返し的な√でもあったので、個人的に一番好きな√です。
譲君が敵の攻撃から主人公を庇って殺された上に、白龍の鱗も砕けてしまいます。
今まで龍神の鱗に頼っていた主人公も、これでは譲君を救う事が出来ません。
譲君の亡骸を放さず、一人絶望するシーンの絶望感は半端なかったです。
(この時に弁慶さんが大人キャラらしい対応をしていて好きです)
…胸糞悪いバッドエンドに見えるでしょ?これ、正規ルートの一部なんですよ。
空を見ても邸を見ても譲君を思い出してしまう主人公が、共依存っぽくてなってて若干怖かったです。((((;゚Д゚))))
ですが、「白竜の逆鱗を治せる方法がある」という怪しい情報を確かめに行く ⇒ 実は敵の罠でした…という展開も、
ゲスいけど悲壮感を引き立てて良かったと思います。
また、白龍が落ち込む主人公の為に「自分の鱗を使って」と提案しますが、それは主人公がきちんと突っ撥ねていたのは良かったと思います。
龍神の鱗が復活するくだりが「泣けば治るんかい!( ゚Д゚)」とツッコミ入れてしまいましたが、
生きている譲君と無事再会するシーンは素直に感動しました、こういうシーンが見たかったんだよ。( ノД`)
その後の譲君の衝撃発言に感動も引っ込みましたが
全体的には満足するシナリオだったんですが、
「何で譲君がそこまで主人公に執着するのか?」という理由が最後まで分からなかったのが惜しかったです。
ちょろっと幼少期の二人の会話描写がありましたが、将臣君に対する対抗意識なのかな?
あのヤンデレっぷりは「幼馴染だから」という言葉で収まるレベルではないと思うんですが(;^ω^)
梶原景時(かじわらのかげとき)
陰陽師キャラでもありつつテンションが緩め、洗濯と発明が好きな朔のお兄さん…梶原景時さんです。
私は過去作では地の白虎のキャラが好きだったので、今作はどんな感じかと楽しみにしていたら…あまりのダメ男っぷりに驚きました。
基本ハイスペックな男性陣が多い中、自己肯定感がとても低く、武術など何をやらせても中途半端。
でも軍略と陰陽師としては周囲買われている…という弁慶さんに次ぐ不器用なキャラです。
一人の人間としては優しいお兄さん系ではあるんですが…
主人である頼朝様の命令にはどんな事でも従うわ、
荼枳尼天(だきにてん)にビビってるわ、
終いには女子高生である主人公に縋りついて「此処から逃げたい!君も一緒に逃げよう!」的な事を言い出すわ…ちょっと頼りない所が目立つキャラです(;^ω^)
というか、頼朝様に従っていたのは、自分のお母さまを人質にされていたのもあるのに「一緒に逃げてくれ」って言ったんかい!(# ゚Д゚)となりました。
また、主人公を始末する命令が書かれた文を、本人が居る前で景時さんに手渡すの頼朝さんどうなのよ?(;^ω^)と思いました。
そこは景時が八葉に選ばれたと知ってから、初めからそういうシナリオになっていた…でも良かったんじゃ?と思ってしまいました。
この世界に生きる一般人なら極めて当たり前の反応だとは思いますが…
自己肯定感が低い割には自分勝手な所があって、個人的に景時さんはあまり好きになれませんでした。(´・ω・`)
ちなみに、バッドエンドである逃亡エンドも見ました。
戦が終わっても源氏から逃げ回っているけど、本人達は「あなたと一緒なら大丈夫」とあまり切羽詰まって無かったので、バッドエンド感が薄かったです。
正規エンディングでも、普段はラスボス感がある源頼朝さんが、景時さんのはったりに易々と乗せられる展開に違和感があったものの、
景時さんが頼朝さんと交渉という形で真正面から戦ったのは良かったと思います。
この作品は頼朝さんを格好良いラスボスキャラにしたいのか、ちょっと抜けてるうっかりキャラにしたいのかよく分かりません(;^ω^)
平敦盛(たいらのあつもり)
倒れていたところを主人公に救われた笛が得意な美少年、敦盛君です。
口数が少なく冷静で控えめな性格ですが、実は特殊な方法で怨霊となった平家に者であり、獣になってしまうという特異体質の持ち主です。
自分はもう人間じゃないと思い悩む敦盛さんと、そっと手を引く様に寄りそう主人公の関係も良かったですし、
終盤の経正さんとの兄弟の絆を強く感じるシーンは感動しました…。(´;ω;`)
攻略エンディングが「あの状況でどうやって帰って来たの?」という疑問は解消されなかったり、
大団円√でも、ご都合主義的に敦盛さんだけ封印されなかった理由が曖昧だったりと敦盛さんの扱いに若干の不満がありました。
ですが、敦盛さん自体はとても良いキャラだったと思います。
個人的に、譲君と同じくらい好きなルートでした。
また、彼の笑顔差分がとても可愛くて、ぶっちゃけ彼の方がヒロインの風格有ります。
守りたい、この笑顔
あと、一応バッドエンドも見ました。
平家との闘いを終えて、最後の怨霊である敦盛さんも封印される…という結末でした
が、バッドエンドなのに、本人はとても幸せそうなのがメリーバッドエンド感があって切なかったです(´;ω;`)
リズヴァ―ン
主人公と九郎さんの剣の師匠である、リズヴァ―ン先生です。
指導者らしく冷静で強くて格好良いキャラですが、見かけによらずヒノエ君や譲君に譲君に次ぐ主人公LOVE勢です。
攻略成功条件が主人公の各ステータスをほぼMAXまで上げている事なので、結果的に終盤に攻略しました。
乙女ゲー的甘さは薄く、エンディングまでは先生と生徒っぽい雰囲気で話が進みます。
謎多き人物なので、攻略当初はどんなシナリオになるのかと予想が付かなかったんですが…
実は先生も主人公が死なない世界線を探す為、過去に主人公から貰った白龍の鱗を使って運命を変えていた
…という、衝撃的なシナリオでした。(な、ナンダッテー)
龍神の鱗って別に巫女じゃなくても使えるんですね。主人公の立場ェ…
先生も時空を渡る、という展開は新鮮だったんですが…
遥か3のバッドエンドは、基本的に真っ黒画面で「完」と1文字だけ出て終了します。
ですが、とあるシーンで先生が時空を渡る時に、その「完」画面が出たままテキストが表示されてシナリオが進むので…
シリアスなシーンの筈なのに思わず笑ってしまいました。
悲壮感出したかったのは分かるんですが、笑わせたいのか泣かせたいのか分からない描写でした(;^ω^)
相手が生き残るにはどちらかが死ななければならない…というシナリオ展開は個人的に好きですし、
長年鬼の一族の一人として苦労した先生でしたが、エンディングは幸せそうで良かったです。
朔&白龍
※朔√と白龍√は上記の比じゃないくらい批判的な意見を容赦なく書いています!!
一部キャラdisと取れる意見も書いているので、そういった意見が不快・苦手な方は読み飛ばして下さい!
白龍
全体的な流れとしては神様×人間…という、ある意味身分違いの恋のような展開でした。
主人公は怨霊を封印する力が使えなくなったことで、自分は本当に龍神の巫女なのかと悩み、そして白龍は好きだけど、
神様なんだから恋愛してはいけない!と主人公が葛藤するお話です。
白龍のイメージが八葉抄や遥か2と180度違うので、製作者は白龍の過去の設定を記憶喪失か何かで忘れたのかと不安になりましたが、
とりあえず、白龍が力を取り戻し始めると龍神の巫女は頭痛が酷くなる…と言う過去作の設定を忘れてなくて安心しました。( ;´Д`)
エンディングは人の白龍と龍の白龍が分裂させるという荒業を見せたので、ご都合主義感はありましたが、
白龍好きな人には満足が行くシナリオだったの思います。
ですが…個人的には、白龍とは朔と同じく、友情endでもシナリオを作れたんじゃないかと思います。
何故かと言うと、今作の白龍は完全に小学生くらいの子供です。
シナリオを進めていく中で白龍は本来の力を取り戻し、置鮎ボイスで大きな姿になりますが…
白龍は子供の姿と同じ演技?話し方?の儘です。
なので、どうしても大人白龍が幼児退行したキャラみたいに見えてしまい…プレイしていてちょっとキツかったです。(;^ω^)
白龍が好きな人本当にごめんなさい<(_ _)>
これは白龍というキャラが…というより、声優さんに始終幼い雰囲気の演技を求めた製作スタッフの問題だと思います。
大きくなったら、神様らしい普通の演技に変わってくれたら問題なかったです。
ですが、大きくなっても幼さが残る演技だったので、どうしても小さかった頃の白龍の面影がチラついてしまい、罪悪感が残りました。
プレイヤー目線としては、どうしても白龍を恋愛愛対象として見る事が難しいのに、子供の姿の白龍を知っている主人公が、
何故簡単に恋愛感情を抱けるのかが謎でした。
「嫌ならプレイしなければ良かったのに!」と思われそうですが…白龍√もやらないと大団円エンドが見れない仕様なんですよ(;^ω^)
また、白龍が主人公の太鼓持ち的なキャラにされているのが個人的に嫌でした。
とにかく、始終口を開けば「巫女は凄い」とか「巫女は清らか」とageまくります。
個人的に「こちとらキャラを攻略したくてプレイしてんだ、過剰に主人公褒められても嬉しくないないわい!(# ゚Д゚)」と思ってしまいます。
朔
朔√は、個人的には蛇足感が否めませんでした。
何故蛇足かというと…
朔√は他のルートと同じく主人公視点でシナリオが進むのですが…
主人公が朔√では問題に関係ない完全なる部外者です。
おまけに、主人公は策の為に龍神の鱗を使って、運命を変える事もしません。(策の秘密を知る為に時空は飛ぶけど)
朔√での主人公の役割は、
- 弱気になっている朔を励ます
- ラスボスを倒す
…マジでこれだけです。
なので「この話…別に主人公居なくても良くね?」と思えてなりませんでした。
それに、白龍√で主人公は人としての白龍と、竜としての白龍の存在の分離に成功しています。
だから、朔√ではそのノウハウを生かして、朔が愛する黒龍を維持する方法を模索するのかと思いきや…
朔と主人公は、消滅寸前の黒龍の鱗を自らの手で破壊してシナリオが終わります。
…なんでやねん!!(# ゚Д゚)
今まで散々運命に抗う物語を見たのに、朔√ではただ運命に身を任せて、龍神の鱗を使って重盛が黒龍の鱗を手にした過去を変えもしない。
主人公はマジで何のために朔の問題に絡んだの?と思わざるを得ませんでした。
主人公は「朔の運命は朔にしか変えられない」とか言ってましたが、黒龍が消えて何年も苦しんだ「親友である朔」の為に何かをしてやりたいとか、
主人公は微塵も思わなかったのでしょうか?
こういった事をされると「主人公は自分の損得の為だけにしか、龍神の鱗を使わない薄情な人間」に見えてしまいます。
また、朔は普段は冷静でバトルでも頼もしいしっかり者の女性です。
ですが、朔√では「黒龍は数年前に消えてしまったから~」とか「結末を見届けるのが怖い~」とか、
朔√での朔は始終ウジウジとマイナス思考なので…見ていてイラっとしました。(# ゚Д゚)
これは、朔が内面に弱い部分を持ったキャラ…という訳ではなく、
あくまで主人公の存在価値を与える為に、わざと朔をウジウジキャラに改悪してるように見えて嫌でした。
また、今までの朔の性格を変えてまで、やりたかったエンディングがこれか?と不満しかありません。
朔√なのに、肝心の朔はウジウジキャラにされるは、朔が愛する黒龍の源である黒龍の鱗を砕かせるわ、
主人公が絡む割には朔が全然報われていません。
それが最善の策であり、朔本方も後悔してない…という風にシナリオが終わるのも余計に不快です。
最終的には黒龍は小さいまま復活したようですが…
批判されそうだから付け足した様なエンディング(というかスチル)を見たような、いまいち気持ちがスッキリしないシナリオでした。
せめて、主人公は操作出来ないけど、朔視点で進む形にすれば大分シナリオの印象が変わったと思います。
また、朔と黒龍が再会するスチルが用意されていますが、主人公側が完全に部外者なのもあって、感動よりも先に…
「朔に感情移入出来ないシナリオ作っておいて、この場面でどうやって感動しろって言うんだよ…( ゚Д゚)」
という疎外感しかありませんでいた。
嫌ならプレイ(以下略)言われそうですが、朔ルートもクリアしないと大団円が見れません。
また、序盤で朔√に進むためには、将臣君の√を少し進める必要がある」攻略条件も意味不明でした。
そこは白龍で良いじゃん!!
完全に妄想ですが、黒龍×朔という公式カップリングがある上でこんな描写をされると、制作者側から
「今作のメインヒーローは将臣君だよ☆」と言われている様でプレイしていてモヤッとしたポイントです。(将臣君自体は好きだけど)
まとめ
言いたい放題書きましたが、八葉のシナリオがどれも良かったと思います。
あくまで私の主観で書いているので、「そんな事ない!」と気分を悪くした方もいると思いますが、
遥か3をプレイした1プレイヤーの意見として受け止めて頂けると有難いです。(;^ω^)
もし気になったキャラがいたら、是非プレイして頂きたいと思います。
現在十六夜をプレイ中なので、其方の感想も早めに書ければと思ってます。
それではっ!