[ネタバレ注意]「遥かなる時空の中で3 十六夜記」の全ルートの感想を好き勝手に書いてみた

十六夜 アイキャッチ 遥かなる時空の中でシリーズ
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この記事は「遥かなる時空の中で3 十六夜記」の各キャラを攻略した感想を語っています。

各ルートのシナリオに関するネタバレ、また「個人的に、ここがちょっと納得いかなかったなぁ…」と思った部分もガンガン書いていきます。

 

なので、これからプレイする予定の方 or 未プレイの方や、キャラdisとも捉えられる批判的な感想や意見が苦手な方はブラウザバックをお願いします、

 

現在、遥か3の運命の迷宮をプレイしています

 

さて、せっかく前回の遥か3での各キャラのシナリオについて語ったので、十六夜記で追加された蜜月ルートをクリアした感想も語りたいと思います。

 

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それでは、各キャラを攻略した感想を語りたいと思います。

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各キャラのシナリオをクリアした感想

有川将臣(ありかわ まさおみ)

将臣 十六夜

前作ではロミジュリっぽい雰囲気を出しつつ、主人公とは敵同士だった将臣君ですが、今作では行動を共にする頻度が増えました。

 

前作での将臣君と主人公は、ロミオとジュリエットの様に、平家の還内府と源氏の巫女という立場で引き裂かれ悩んでいました。

ですが、今作ではバーベキューをしたり、途中に幼い頃の二人の思い出が回想として入ったり、

少しだけほのぼのとした雰囲気と幼馴染感を重視している印象でした。

 

剣の手入れが手慣れている将臣君を見ていると、将臣君が3年先に京の世界に居たことを実感します。

 

そして元の世界に帰る直前、主人公は「将臣君は、まだ平家が心配だろうから…」と、

一緒に帰らない事を分かっていて、白龍に「将臣君が帰りたがったら帰してあげて」とお願いする描写は良かったと思います。

前作だと、過去に飛んで将臣君に平家捨てさせよう提案しに行きますからね…未遂で終わったけど(;^ω^)

 

前作のロミジュリ感は消えていましたが、その分、前作に比べれば元の世界の事も3年過ごした平家の事も大事に思っていて、

現実をきちんと受け止めている将臣君の姿が印象的でした。

 

将臣君は京の世界に残り、きちんと自分がやるべき事を終えてから帰って来たのも好印象です。

個人的には、前作のトロピカルエンドよりはこっちのエンドの方が好きです。

源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)

十六夜 九郎

前作では源氏を捨て、主人公の住む世界で生きていく未来を選んだ九郎さんです。

 

前半は仲間と桜を見たりほのぼのとしてましたが…後半は頼朝に殺されかけて源氏の兵に追われる身になり、

それに加えて景時さんにも裏切られてしまい…前作よりメンタルはボロボロです。ただでさえメンタル豆腐なのに…

 

逃亡中、「狙われているのは自分だから」…と、自ら捕まって処刑されようとする、なんてまたまたヒロインチックな事をしようとします(;^ω^)

新衣装がフリフリだから、余計ヒロインっぽく見えてしまうのが何だか複雑です…。

 

前作だと、言い方は悪いですが…源氏から逃げるように現代へ行ってしまったエンディングでした。

ですが、今回は最終的には頼朝さんときちんと話し合い(物理)で戦を終息させたのは良かったと思います。

 

ですが…何故がモンゴルちっくな生活をするエンディングには驚かされました( ゚Д゚)

何故モンゴル…あと主人公、馬乗れなかったんですね。

前作は、九郎さんが一緒に乗ってたから崖降りられたんですかね?

 

エンディングは伏線があればまだ飲み込めましたが、それもなかったので唐突過ぎて正直微妙でした。

ですが、メインシナリオ自体は頼朝さんと向き合うシーンは凄く良かったと思うので、前作より好きです。

ヒノエ

十六夜 ヒノエ

前作だと主人公は京に残り、ヒノエ君と夫婦になった?みたいです。

ですが、今作だと現代へ帰る事が前提で話が進んでいくので、ヒノエ君は水軍を捨てられないだろうと主人公が別れを惜しんで思い悩む場面が多めです。

 

前半は京をデートという甘い雰囲気で進み、中盤はヒノエ君のコミュ力と顔の広さを生かした迷子と母親探しと、

比較的ほのぼのした雰囲気でシナリオは進んでいくので、「ヒノエ君のシナリオは平和だなぁ」と思っていましたが…

 

後半はいつも笑顔で自分のペースに乗せるのが上手なヒノエ君が、主人公が元の世界へ帰ってしまう事に対して憂い顔を見せるちょっと切ない雰囲気でした。

ヒノエ君は、所謂主人公LOVE勢ですが、チャラい感じではなく、本当に主人公の事が好きだと伝わるのが良いですね。

 

あっさりとラスボスを倒し、主人公は現代へ帰っていきます。

あのヒノエ君だし大人しく帰さないだろうと思っていたら…案の定策を巡らせていましたね。

 

いつの間にか龍神の鱗をくすねていて、ヒノエ君は現代と京、2足の草鞋で生きる人生を決めたようです。

今作で龍神の鱗…色々な人の元に渡り過ぎじゃありませんか?(;^ω^)主人公の立場ェ…

 

エンディング後、ヒノエ君がどんな生活サイクルになるのかちょっと気になります。

それにしても、ヒノエ君√は良い意味でブレませんね。乙女ゲーらしい良いシナリオでした。(*’ω’*)b

武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)

十六夜 弁慶

 

前作では、龍脈が乱れてしまった原因は自分にあり、その贖罪の為に仲間を裏切り、

そして弁慶さんに憑依した清盛と共に消滅してしまう運命を変える物語でした。

 

前半は比較的ほのぼのとしていて、弁慶さんの部屋が汚部y…片付けが苦手な事が分かったり、邸の中で子供のお願いで隠れんぼをしたりと、

戦の世の中だけど、その合間の穏やかなひと時…という描写が目立ちました。

 

後は他の√と同じ流れで、清盛を封印して帰りたくないと嫌がる主人公を、弁慶さんが説得して主人公は帰る…という流れでエンディングが流れます。

「あれ、またあっさり終わっちゃったなぁ。」と思っていたら…

 

エンディング後が実質本編の始まりでした。

 

EDが流れた後、今度は弁慶さん視点で物語が進みます。(何故3の朔√でこれをしなかった)

平家は倒しても、まだ九郎さんを殺そうと画策する源氏との決着がついていません。

 

九郎さんと共に平泉に追い詰められた結果、弁慶さんが策があると嘘を吐いて、九郎さんを逃がす為に一人で源氏と戦う姿がもう…

弁慶さんマジで不器用!(´;ω;`)

 

弁慶さんの背中には弓矢がいくつも刺さっており、弁慶さんも死を覚悟したその時…

 

 

主人公が現代から文字通り京の世界に舞い戻ってきます。

 

 

そのまま主人公も戦闘に参加、そして最終的に現代で幸せに寄り添う二人のスチルでエンディングでした。

「前作のあっさり具合なんだったの!?」と思うレベルのラストシーンの気合の入れようにビックリしました。( ゚Д゚)

 

致命傷っぽかったんですが…弁慶さんの弓の傷はどっちの世界で治したんでしょうか(;^ω^)

個人的には、エンディングは弁慶さんが死に際に見た幻…と言う解釈も、切ないですが有りだと思います。

 

「そうそう、せっかく歴史ものなんだから、史実を混ぜたこういうのが見たかったんだよ」と怒涛の展開に驚きつつも、ラストに感動するシナリオでした。

最後に主人公操作出来て戦わせてくれれば100点満点でしたが前作があっさりめだった分、個人的に大満足のシナリオです。(*’ω’*)b

有川譲(ありかわ ゆずる)

十六夜 譲

前作では、主人公を庇って死んでしまう譲君の運命を変え、無事再会を果たしました。

 

今作は他のキャラも全体的にあっさりめなので、ヤンデレ部分は封印して年下の幼馴染らしい甘く切ない展開があるのかと思いきや…

 

そんなわけありませんでしたね(;^ω^)

 

前半はお団子食べたりほのぼの展開でしたが…後半からは序盤で主人公を守る為に肩に負った弓の傷について掘り下げがされていました。

そういえば、前作では予知夢の話がメインで何も言われてなかったので、怪我について掘り下げたのは良いと思いました。

 

例え傷を負っても、主人公が前を向いていられるように守りたいと思っている譲君は健気でいじらしいですね…ヤンデレに片足突っ込んでる系男子だけど。

 

そして何やかんや有り、龍神(応龍の事かな?)を召喚した後、巫女はその身を捧げる…という伝承を知り不安視する譲君。

プレイヤー目線としては、過去作だと応龍を呼んでもお願いすれば普通に帰って来られたのでそこまで

あまり危機感は感じませんが(;^ω^)

 

その後、戦いの果てに世界の危機を脱する為に、主人公が龍神を召喚すると決意するんですが…

迷g…名 言 頂 き ま し た

 

譲君はヤンデレ具合がパワーアップして、主人公が犠牲になるなら世界なんてどうでも良い!と言い出します( ゚Д゚)譲君もブレませんね

 

このシーン、声優さんの演技もあって悲壮感と迫力があるんですよ。

プレイした事が無い人でも、この1枚で譲君がどんなキャラか分かるんじゃないでしょうか(;^ω^)

 

最終的には主人公は龍神を呼び出し、龍神の鱗を残して世界が平和になった代償として、姿を消してしまいます。

 

その後は半年が経過しており、残された譲君は前作の主人公同じように、廃人…というか、共依存のような状態に陥ってエンドロールが流れます。

主人公は死んでませんが、前作とは立場が逆転する展開は面白いですね。

 

ですが、主人公に会いたいと強く願う譲君の想いに龍神の鱗が反応して…

 

まさかの譲君が龍神の中に入って主人公を迎えに行きました( ゚Д゚)

 

…ヤンデレパワー恐るべしですね…(;^ω^)

 

世界を捨てて一生あの空間で暮らすかと思いましたが、主人公とあちらの世界に帰れたっぽい?ようなので良かったです。

リズ先生みたいに、譲君が主人公バッドエンド√回避の旅が始まるんじゃないかと冷や冷やしました(;^ω^)

今作のシナリオをも決して嫌いではありませんが、前作の方が悲壮感と譲君と無事再会した感動があって好きでした。

梶原景時(かじわらのかげとき)

十六夜 景時

前作では裏切ったフリをして、頼朝さんにはったりかまして何だかんだ裏切らずにいた景時さんでしたが…

 

ついに裏切りやがりましたね

 

前半からそれっぽい雰囲気は流れていましたが…裏切り展開は九郎さん√をプレイしている最中知りましたが、

 

驚きより先に「九郎さん只でさえ頼朝さんに見放されてメンタル豆腐状態なんだから、追い打ち掛けるのやめたげてよぉ!」と思ってました。

 

個人的には、景時さん√は九郎さん√から先にプレイする事をおすすめします。

裏切りを貫いた景時さんがちょろっと出て来るので「その未来変えてやる!」という気になれます。

 

まさかの攻略キャラが裏切り、という面白くなりそうな展開にワクワクしてプレイしたんですが…個人的な感想ですが、正直微妙でした。

 

裏切った割にはあっさり八葉として復活したり、景時さんが裏切った事に一人酔ってる感があまり好きになれませんでした。

一応裏切った後の景時さんと対峙するシーンはあります。

 

例えば…

  • 前作の将臣君√みたいに主人公と戦うシーン
  • 一騎打ちになってどちらかがトドメを差そうとするシーン

…など描写やスチルがあれば、緊迫感があって良かったと思います。

 

ですが…実際に景時さんと対峙する役目は譲君になってしまっており、かすり傷程度しか負わせていないので、

いまいち裏切った感が薄く、中途半端な印象があって微妙でした。

 

前作で景時さんは主人公撃って殺そうとしたり、将臣君と主人公が一騎打ちしているのでどうしても焼き回し感が出てしまうとは思います。

ですが、今回は本格的に景時さんが裏切ったので、がっつり主人公と戦っても良かったんじゃないかと個人的には思います。

 

もっと尺があったら良いシナリオが出来そうな気がしますね。(;^ω^)

エンディングでは、何だかんだ現代で幸せそうな二人が見れて良かったです。

前半で作った香り袋が、再び景時さんとの絆を再び結ぶ為に出て来てくれたらもっと良かったんですが、個人的は前作の√の方が好きです。

平敦盛(たいらのあつもり)

十六夜 敦盛

前作は、何だかんだ封印されずに主人公と再会出来た敦盛さん。

コーデ―さんは何故この差分をキャラ紹介に使ったの…?

 

今作は、序盤は怪我をした小鳥を手当してお世話する…というほのぼの展開でしたが、まさか小鳥が怨霊化してたのは驚きました( ゚Д゚)

最終的には封印して何とかなりましたが、

落ち込む主人公に封印=怨霊にとっての救いと解釈するのが敦盛さんらしいなと思いました。

 

その後、まさか外で頼朝さんと出くわすとは思わず時は冷や冷やしましたが、

自分が平家の人間である事を恥じない敦盛さんは芯が強くて格好良いなと思いました。

 

清盛を封印後、前作同じように敦盛さんに自分を封印してくれと頼まれてしまいます。

前作だとメリバendだったので、今度こそ封印が正史になるのかと思いきや…

 

敦盛さんの口からやっと出ました、「消えたくない」と。

 

この時の敦盛さんの表情が乙女な上に、主人公がやたら男前で「あなたを必ず幸せにします」とか言うので

「あれっ?今ギャルゲーやってたんだっけ?」と錯覚が起きました。(;^ω^)

敦盛さん√の主人公は男前ですね( *´艸`)

 

現代では幸せそうに相合傘をして歩く二人にほっこりしました(*´Д`)

主人公は、他の√だとちょっと強引な所が目立ちますが、敦盛さん√だとその性格が敦さんの性格にバランスよく作用していて好きです。

敦盛さんのシナリオは、個人的にはどっちも好きです。

リズヴァ―ン

十六夜 リズ先生

前作に比べると、攻略条件が面倒くさかった印象が強いリズ先生です。

 

前作は、先生が死ぬ運命を回避したい主人公 VS 主人公が死ぬ運命を回避したい先生という構図でしたが…

今作は巫女と鬼の一族という関係に焦点が当たっていた印象です。

 

乙女ゲーらしく星空を背景に先生に近づきたいと願う主人公と、主人公に対する気持ちを自覚していながらも、

主人公にはその気持ちを気付いて欲しくない先生の願いがすれ違っていて切ないシーンでした。

 

前作だとふわっとしていた鬼の一族設定が前面に出ており、星の一族に忌諱される先生の姿や、鬼の一族と巫女の戦いについて語られます。

あの星の一族失礼過ぎません?過去作やってると仕方ないと思う所もありますが…。

 

先生も京の人や巫女を恨んではいないようですが、過去作をプレイした身としては京の人は鬼を差別していたし、

鬼もそんな京の人を恨んで危害を加えていた風だったので、一概にどちらが悪いという話でもないので聞いていて複雑な気分でした(´・ω・`)

 

終盤は自分が鬼の一族だから主人公を不幸にしたくないと主人公の元を去る先生に、離れたくないと強く思う主人公。

バッドエンドでは、いきなり先生の為に京を滅ぼし始めた主人公&先生にポカーン( ゚Д゚)状態になりました。

ですが、正規エンディングでは何だかんだで先生と結ばれて良かったです。

先生の膝枕は堅そう。(;^ω^)

銀&知盛√

※知盛√は、上記の比じゃないくらい批判的な意見を容赦なく書いています!!

一部キャラdisと取れる意見も書いているので、そういった意見が不快・苦手な方は読み飛ばして下さい!

銀√

知盛を討った後、源氏に裏切られた主人公一行の前に現れた助けたのは…なんと知盛によく似た男だった…!

…というドラマチックな登場をした新キャラ、銀(しろがね)です。

 

十六夜記の追加要素として、新たに平泉編が追加されましたが…銀√は全体的に丁寧に作られており、始終楽しくプレイ出来ました。

 

序盤で御簾越しに、お互いの素性を知らない儘会話するシーンも乙女ゲーらしい雰囲気が有り、

真相が分かるまで「銀は記憶喪失になった知盛なの?それとも別人?」と引っ張っていたのもミステリー感あって楽しめました。

 

銀が品がある王子様キャラなので、謎を残しつつも乙女ゲーらしい甘い雰囲気で進むかと思いきや、

最後には主人である泰衡さんと敵対して傷だらけになってでも主人公を救おうとする泥臭い所がありつつ、

ほんのりと主人公に対して独占欲がちらつく発言も有り魅力的なキャラでした。

 

荼枳尼天に呪詛の種埋め込まれて苦しんだり、崖から落とされたりと散々な目にあってる可哀相なキャラですが…

ヒノエ君に次いで乙女ゲーらしいキャラだと思います。

 

シナリオも前作「遥か3」の大きなテーマであった「悲劇を迎える運命を変える」…という流れを活かしたシナリオになっており、

新キャラのシナリオは比較的さっぱり終わるイメージでしたが、銀√は八葉より気合が入っている印象でした

 

ただ、唯一銀√には少し不満点もあって…泰衡さんが龍神の鱗を普通に兵器として使っている事、

そして泰衡さんを悪役の様に描写しているのがちょっと不満でした。

 

龍神の鱗が攻撃にも使える…なんて後付け設定を加えると、「だったら主人公は剣持って戦わなくても良くね?」となってしまいます。

また、泰衡さんもやり方は強引ですが、平泉を守るには手段を選ばない感じは私は嫌いではありませんでした。

 

追い詰められてるんだから、そりゃ使えるものは何でも使うよな…と思い、主人公に行動を責められても

「自分はもう選んだ」と後悔なく言い切る姿は格好良いと思いました。

 

あと、Altimate版で泰衡さんも攻略出来るらしいですが…正反対の性格の主人公と泰衡さんがどう結ばれるのかいまいちイメージが出来ません(;^ω^)

 

エンディング迎えたと思ったらドレス&タキシードでポカン( ゚Д゚)としました。

二人の結婚式?それともパーティー?とラストで混乱しました、シナリオ自体は良かったと思います。

知盛√

知盛 画像

 

前作「遥なる時空の中3」では、中ボス的な立ち位置で攻略が出来なった平知盛が攻略可能にあった事も有って、

発売当時も現在も「知盛が攻略出来るならプレイする!」と思った方もいると思います。

 

ですが…プレイした感想としましては、個人的にはちょっとうーん…と思ってしまう場面が多々ありました。

 

結末は伏せますが、特に微妙だと思った原因は主に主人公の行動です。

遥か3の時点で、知盛は…

  • ぶっちゃけ戦闘狂キャラ
  • 主人公も、知盛を明らかに厄介な敵として見ていた。
  • プレイヤー側も「まだ出やがったな!何度でも倒してやんよ!!(# ゚Д゚)」とあくまで敵キャラという認識だった

 

ですが今作で、4章の熊野参詣で、将臣君と知盛と一緒に行動する展開になります。

目的を終えて二人が帰りますが…主人公は二人との別れを泣いてしまうくらい寂しがります。

 

しかも、知盛と将臣君を呼び止めて、一瞬だけ源氏から平家に寝返ろうと考え出します。(思い止まるけど)

バッドエンドでは、実際寝返って朔含めた仲間を全員(多分将臣君とは戦ってない)斬り殺して寝返ろうとしましたが、最後は知盛に斬られて終わります。

 

……主人公のキャラ崩壊し過ぎでしょ( ゚Д゚)

 

一応、知盛との好感度を上げるイベントを終えた後とはいえ、その間も特別恋に落ちたような描写が無かったので、

泣いてしまうくらいに寂しがる姿に理解が追い付かず「えっ、主人公急にどうしたの!?(;゚Д゚)」と困惑してしまいました。

 

またバッドエンドとはいえ、主人公が迷いなく朔を斬って、記憶が無くなるくらい苦楽を共にした仲間達を斬って

「知盛、これで私…平家の巫女になれるね☆」的な事を言ってしまう主人公が完全にサイコパスでした。((((;゚Д゚))))

 

過去作のあかねちゃんや花梨ちゃんも、アクラム√はありました。

ですが、シナリオ上では「アクラムは敵なの?味方なの?あなたの事が分かなない…。」という感じで、基本的にアクラムを敵の総大将として認識しています。

 

アクラムとの恋愛エンディングは、彼女達が龍神の巫女の役目を終えた上での決断だったので、あまり矛盾は感じませんでした。

 

一方、今作の主人公は上記の様な突然の行動の所為で、知盛に惚れたから寝返りたいと思っているようにしか見えず、

「八葉との絆って…男1人と天秤に掛けて揺らぐ程度のものだったの?(´・ω・`)」とモヤっとしました。

 

また、知盛を攻略が出来る前提条件が…

  1. 「遥かなる時空の中で3」を大団円√(八葉+白龍+朔を攻略した後見ることが出来る)を見ている
  2. 大団円√を見た状態でMIXJOY(引継ぎ)している
  3. 銀ルートをクリアしている

という、遥か3の全クリアが条件で、1人1人のシナリオが長めなのもあり知盛を攻略出来るまでの道のりが結構大変です。

せめて、八葉の絆の関をクリア済みだけでも良かったんじゃないかな?とは思いました。

 

ですが、問題はそこだけでなく…

全クリが条件の割には知盛のシナリオが薄い!

そしてプレイヤー置いてけぼり!!

…という有り様だったからです。

 

前作では、毎回お約束展開の如く海にドボンして退場する知盛に対して…

「知盛はすーぐ海にダイブする」(知盛好きな人がいたら本当にごめんなさい)とか思っていたので、

泣き叫ぶくらい悲しむ主人公に共感出来ませんでした。(;^ω^)

 

その後「何度やってもこの運命は変えられない(´;ω;`)」と嘆く主人公ですが…

そこは、例えば誘き出して知盛を船に乗せないよう画策したり、事前に決闘を申し込んで話す機会を作るとか、

彼と船上で決戦する展開を止める方法はいくらでもあったと思います。

 

例えそれが失敗に終わっても、待っている結末に対する抵抗みたいな描写があったら良かったんですがそういう展開は一つもありませんでした。

 

何と言いますか…大団円で結ばれる事で、知盛が海へ落ちてしまう結末から逃げているようでモヤッとしました。

 

その後、決闘で蹴りを付けるのは知盛√らしいと思いましたが…今までは知盛が主人公執着している感じだったのに、

いつの間にか主人公が知盛に執着している…となっていてシナリオが進みます。

 

その結果、血生臭い二人だけの世界…みたいな雰囲気で進み、あれよあれよという間にエンディングになったので、頭の中は「???」状態でした。

 

知盛は人気あるキャラなんですし、何故戦闘を好むのか、何故主人公に執着するのかなど、

もっと知盛の内面が分かるように掘り下げたシナリオにして欲しかったなと思います。

 

銀√は新天地である平泉でシナリオが展開されるという事もあり、新キャラですが丁寧に作られたシナリオだったので、

その尺1/3くらい知盛√にあげても良かったんじゃない?と思いました。

 

唯一良かったと思えるシーンは、夢の中で将臣君に知盛を討った事を謝罪する場面です。

言っても仕方のない事だと分かっていても、それでも謝らずにいられない主人公の気持ちが良く出ていたシーンだと思います。

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まとめ

言いたい放題書きましたが、個人的に好きだったシナリオは…

ヒノエ君・将臣君・弁慶さん・譲君・敦盛君・銀さんです。(多くてごめんなさい)

 

前作と同様、どのキャラも1から10まで丁寧にシナリオを作っているのが好印象でした。

3関連のゲームはもう1本ありますが、果たしてどんなシナリオになるんでしょうか。

 

もし気になったキャラがいたら、是非プレイして頂きたいと思います。

現在十六夜をプレイ中なので、其方の感想も早めに書ければと思ってます。

それではっ!

 

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