「遥かなる時空の中で5 風花記」の良い点と悪い点をレビュー

風花記 アイキャッチ 遥かなる時空の中でシリーズ
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※こちらの記事は「遥かなる時空の中で5 風花記(PSP版)」のゲームシステムやメインシナリオの感想について書いています。

 

また、一部キャラの恋愛シナリオのネタバレが含まれています、苦手な方は閲覧をお控え下さい。

また、今作に対して批判的な意見が含まれます。

批判的な意見は見たくない or不快と思う方はブラウザバッグをお願いします!!

 

最近遥か系(主に遥か5関連)の記事を読まれている事に気付いて、びっくりしています。

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プレイ自体はだいぶ前に終わっていたんですが…投稿するのをすっかり忘れてました(;^ω^)

忘れた儘お蔵入りしようかとも思っていたんですが、読んで下さる方が居るなら投稿しようと思った次第です。

 

なので今回は、以前ボロクソに書いた「遥かなる時空の中で5」の続編、

遙かなる時空の中で5 風花記」をクリアしたのでレビューをしたいと思います。

 

 

今作の感想を簡単に書きますと、遥か5の続編…というより、

本編のリメイク作品と言った方が相応しい気がします。

 

プレイしてみた感想は…

  • 本編に比べればシナリオに不快感はなく、細かい描写が丁寧で読みやすかった
  • 主人公のお人形感が緩和されて、きちんと主人公らしい事をしている
  • でも惜しい所もある

…という印象です。

 

好きか嫌いかで言えば、今作は以前絶賛した舞一夜と同じくらい好きです。

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本編があまりにも酷かったから、感覚が麻痺してるだけじゃないの?」と言われてしまえば、返す言葉も御座いません(;^ω^)

しかし、今作はいつもの遥かシリーズと同じような感覚で、本編に比べればストレス無く遊べました。

どうしてこんな手の平がくるくるっと回転したのか、その理由を語っていきたいと思います。

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「遥かなる時空の中で5 風花記」について

スペックについて

スペックはこんな感じ。

ジャンル:女性向け恋愛アドベンチャーゲーム
メーカー:コーエー
人数:1人
発売日:2011年2月24日

ちなみに、タイトルは「かざはなき」と読むみたいです。

最初「ふうかき」だと思ってました(;^ω^)

あらすじについて

wikiにあらすじが無かったので、ざっくり説明したいと思います。

まず、大団円√を終えた状態から本編はスタートします。(大団円…迷宮…うっ、頭がっ!)

 

最初何故か主人公は気絶しており、瞬、祟、都と共に現代の家の自室で目を覚まします。

玄武の札を現代に持ち帰った時、本編なら同行していた筈の八葉達が現代に居なく、

本編で見た展開とは違う出来事が起こります。

 

本編では序盤で祟が裏切り襲撃されます…ですが、今回は突如白龍の加護で救われます。

白龍曰く、主人公は大団円√を成功させたが、その際に時空の小さな歪みが生じ、

本編とは違う時空が誕生したとの事。

 

そして、主人公は祟が敵になるに至った経緯を知らないまま本編を終えたが、

その新たな時空なら祟の経緯を知る事が出来ると教えてくれます。

知らないままも何も、本編であまり出て来なくて祟君ほぼ空気キャラだったやん(´・ω・`)

 

星の一族でもある祟が自分と八葉を敵視する理由を知りたい主人公は、新たな時空に飛び再び二つの世界を救うと決意します。

ですが、本編での記憶を保っているのは主人公だけ…という状況です。

 

八葉達の信頼関係がほぼ出会った時の状態リセットされている別時空で、

主人公は以前の時空と今の時空の記憶の間に揺れながら、再び八葉達と絆を結ぶことが出来るのか。

そして、祟が敵対する理由とは…?というのが今作のあらすじになります。

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本編より改良された点

基本的なゲームシステムは、本編と同じです。

一応、本編をプレイしたセーブデータがあると、キャラのレベルを今作に引き継げるので多少戦闘が楽になります。

ですが、改良された部分も有ります。

「命のかけら」の使用回数が倍になった

「命のかけら」はキャラの重要な選択肢で使うだけでなく、右上の砂時計を回復する為に現代に戻る作業にも使います。

ですが、本編では使用可能回数が5回しかありませんでした。

なので、砂時計の回復の為に現代に戻りづらい印象がありました。

 

風花記 命のかけら

ですが、風花記ではこのように使用可能回数が5回から2倍の10回に増え、

気軽に現代で砂時計を回復出来るようになりました。

しかし、その所為でより命を賭けて戦う事の緊迫感が薄れ気味です。

 

ですが…今作は大団円√を終えた後の話です。

なので、主人公の巫女の力が強くなったと思う事にしましょう(;^ω^)

砂時計で「命のかけら」の使用回数を回復する事が出来る

また、例え「いのちのかけら」を消費しても、右上の砂時計の数値を100消費する事で、

「命のかけら」1枚分と変換出来るようになりました。

コスパがあまり良くありませんが、命のかけらが1つ足りない時に非常に便利です。

 

「でも、そうすると異世界での移動可能歩数が減っちゃんじゃないの?」と心配になった方も居ると思いますが…

風花記 命のかけら3

龍神の力を消費して復興させた建物は、また現代に行くと、このようにピンクのエフェクトが表示されます。

 

右上の砂時計の数値は、現段階では210です。

ですが、主人公がピンクのエフェクトに近づくと…

 

このように、砂時計の数値が220に増えました。

 

風花記 命のかけら5

今作では現代での移動範囲や建物も増え、このようなピンクのエフェクトが表示される復興地がいくつもあります。

なので、前の章で砂時計を消費しても、次の章で現代に行けばまた300まで回復出来るようになります。

 

本編では現代を復興しても特別何もなく、復興しても面白味がありませんでした。

ですが、今作では現代でキャラとのフラグになるシナリオが多めで、その際にキャラの以外な過去や一面に触れる事が出来ます。

 

また、このように復興された場所が砂時計の回復手段になった事で出来るだけ複数の箇所を復興させる利点が追加されました。

現代でも敵が出るようになった

本編では現代に戻っても砂時計の回復とちょっとシナリオがある程度。

攻略キャラの絆上げは異世界でしか敵が出てこなかったので、

砂時計の数値を気にしながら戦わなければならず、正直ぐだぐだ感がありました。

 

ですが、今作では現代でも敵が普通に出て来ます。

建物の復興値を下げる固定敵が配置されていたり、イベントバトルも有るので、

異世界では砂時計を気にせずに戦闘が出来る事から、絆上げ&レベル上げが大分楽になりました。

都は攻略対象から除外&メインシナリオ以外あまり出てこない

 

や っ た ぜ(*’ω’*)b

 

喜んでいるのは私だけかも、都が好きな人が居たらごめんなさい(;^ω^)

 

ですが、本編に比べれば都が一人でイライラしだしたり、他のキャラに噛みついたりする事はなりました。

必要な時以外は出しゃばって来ないので、ストレス無くメインシナリオがスムーズに進みます。

でも偶に余計な事喋り出して「あっ?(# ゚Д゚)」ってなる時はありましたが…。

 

ですが、一つ不満があって…

絆上げの為にリンドウさん(新キャラ)が戦列に入ったまま状態で現代に行くと、リンドウさんは現代へ行けません。

代わりに椅子取りゲームの如く、攻略対象キャラじゃなくて都が強制的に戦列に入ってる来るの止めて下さい。

空いた枠は別に空白でも良いじゃん(´・ω・`)

 

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良かった点

テキストが全体的にすっきりして読みやすい

本編のテキストは、過剰な主人公age描写や他キャラの不快な言動、

それに加えて、ダラダラと歴史用語が垂れ流されていてとにかく退屈なテキストでした。

 

ですが、今作は本編でダラダラ語った面(チナミ君間者問題や桜智さんの裏切り、八葉達の役目以外の本来の目的など)は、

「もう皆分かってるよね」と言わんばかりに、

例え本編を未プレイの方でも分かりやすく纏められていて、サクサクとシナリオが進みます。

 

「どうして本編でこうならなかったの…?( ノД`)」と思ってしまうくらい、前述の無駄な描写が省かれていて全体的に読みやすく、

もう風花記が遥か5本編扱いで良いんじゃない?と思ってしまうレベルでした。

 

また、今作のシナリオは乙女ゲーらしい展開が多く含まれています。

本編では小難しい話ばかりで、恋愛要素も何だか品が無かったのでいい塩梅だと思いました。

主人公がきちんと主人公らしい行動をしてる

本編の主人公は、その性格や行動が恐らく製作側の好みを闇鍋形式にぶち込んだ所為で、

完全にキメラと化していました。

ですが、今作では本編に比べればきちんと主人公らしい行動を取っています。

きちんと自分の頭で考えて、意志を持った行動をしている

本編でも一応自己主張はしていました。

ですが、「喧嘩しないで!話し合えば分かるはず!」と主張しても、

男性である八葉達に守られて、フェンシング剣を携えた状態で言われても全く説得力がありませんでした。

 

また、考えるのは良いんですが、思いついたら身の危険や状況を顧みずに脊髄反射的に走り出して行動するので、

どうしてもその場の勢いで行動している or 整合性は無くてもシナリオの都合上動かされているお人形主人公という風に見えてしまいました。

 

ですが、今作では一人で外に走り出すような場面はあっても、プレイヤー…というか、

私個人としては納得がいくような場面展開がされています。

 

また、自分の意見を主張する描写が多く個人的に好印象でした。

本編は製作者に動かされているお人形感がありましたが、今作では冗談を言ったり喜怒哀楽がはっきりしているので、

きちんと血の通っている人間感があって、プレイしていて違和感はありませんでした。

龍神の力を使う事のデメリット、そして巫女という役目に対する疑問と葛藤が描写されている

本編では「龍神の力を使った分だけ主人公の命が削れる」という面白そうな設定が、

めまい程度で具体的な描写がなく、正直全く生かされていませんでした。

ですが、今作では主人公が龍神の力を使い続けると、その体をどんどん蝕まれる…という事が、明確に描写されています。

 

また、過去ナンバリングでは八葉達をサポートしたり戦ったりしつつ、

巫女が活躍によって京の世界の平和を取り戻す…というのがメインシナリオでした。

 

ですが、今作では…

「本当に巫女に世界を救う力があるのか。巫女によって救われる人間を誰が選んでいるのか」という1つの疑問が提示されています。

 

過去作までは分かりやすい勧善懲悪的な話でしたが、

今作では今まで遥かシリーズでは、ずっと見て見ぬ振りをしていた疑問に大胆に切り込んでいる印象です。

 

この疑問に対して今作の主人公はどんな答えを出すのか…という過程が泥臭くも有り、

主人公の内面の成長を描いていて大変良かったです。

きちんと八葉達と仲間として絆を深めていく描写がある

上手く表現出来ないんですが、本編では攻略キャラ達は口では「巫女」と言ってます。

ですが、一部八葉の態度が明らかに「龍神の巫女」というより、「俺が惚れてる女」として見ている描写が目立ちます。

 

だからなのか、何かこう…主人公に対する行動や言動に下心が透けて見えるというか、

やっぱり逆ハーレムみたいな雰囲気になっていて、あまりにも八葉と龍神の巫女…という雰囲気が希薄でした。(;^ω^)

 

ですが、前述した通り今作は本編とは別世界線なので、再び八葉との絆を新たに深めていく必要があります。

主人公は本編での世界戦と今作の世界戦の違いに戸惑ったり、八葉達が出会ったばかりの頃に戻ってしまった態度に寂しさを覚えます。

 

ですが、シナリオを進めていく中で、実は主人公の方が今の八葉を恐れて信用していなかったと気づかされたり、

主人公に本編での記憶があるからこそ、攻略キャラの葛藤に踏み込んで絆を結ぶ場面があったりと、

 

きちんと恋愛面より先に、八葉と巫女として信頼し合う関係を築く描写があって個人的に良かったと思います。

新キャラのリンドウさんがシナリオの流れを整えてくれる

初めてキャラデザ見た時、リンドウさんを敵キャラだと思っていてごめんなさい(;^ω^)

 

今作で初登場するリンドウさんですが、彼が居る事で物語がスムーズに進んでいる印象です。

立ち位置としては、遥か1の泰明さんの様なサポートしてくれる陰陽師キャラです。

本編では周囲が主人公の太鼓持ち状態でしたが、リンドウさんだけは主人公に厳しい言葉を掛ける事でバランスを取っている気がします。

 

メインシナリオでは、次の目的を簡潔に教えてくれたり、

 

風花記 リンドウ2

本編ではふわっとした理由で八葉として同行していた総司さんでしたが、

リンドウさんの監視役として同行する…という理由付けが出来ました。

 

作中で、何か困った事があれば陰陽の力で主人公をサポートしてくれるので、

1つの問題に一々躓かずに、本編がサクサク進んでいきます。

 

リンドウさん…貴方が本編に出てくれていたら良作になったのに( ノД`)

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悪い点

本編に比べると主人公の扱いが厳しめ。中盤がヘイト創作みたいになっている

本編では主人公を天使だのプリンセスだの、見ていて過剰なくらいに周りがヨイショしていました。

ですが、今作では制作チームかライターさんが変わったのか、

露骨なくらい、主人公の行いや結果を糾弾する描写が多く入っています。

 

本編で主人公が嫌いだったプレイヤーからすれば、「ざまぁwww」と思いスカッとする場面なのかもしれません。

ですが…個人的には「ちょっとやりすぎ」と思いました。

 

明らかに主人公一人の力ではどうしようもない場面で、被害にあった町の人が主人公に責任転嫁をする場面があったり、

街を歩けば町の人が陰口を言っていたりと…露骨に主人公に厳しめです。

 

もしかしたら、本編で主人公をageまくった反省を生かしての描写かもしれません。

なので、主人公が町の人に糾弾される出来事が、運命を変える事で展開が変わったらスッキリしていました。

 

ですが…どの選択肢を選んでも避けられない固定イベント+助けられるのは攻略キャラのお兄さんだけなので、

「結局救えるのは主人公の周辺キャラだけで、モブは助けられないんかいっ!」とモヤッとしました。

 

昔どっかのゲームも、プレイヤーから寵愛キャラが猛烈に批判されたら、急に寵愛キャラをsage始めたPが居たなぁ。

どのゲームだったかなー…。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント

龍馬 or 天海が好きな人には購入をおすすめしない

今作の恋愛ルートは「主人公がこれ以上白龍の力を使うと命が危ない。それを知った八葉は…。」という一つのテーマがあった印象です。

ですが、どのキャラの恋愛√も個性が光るシナリオ+乙女ゲー的描写も多く、

感覚としては遥か3をプレイした感覚に似ていて、読んでいて面白かったです。

 

ですが…全員プレイした感想しましては「龍馬さんと天海さんが目的でプレイするのはおすすめ出来ないなぁ…。」と思いました。

 

何故かというと、龍馬さんはぶっちゃけ本編の焼き回し的な展開です。

主人公と出会った経緯が語られるくらいしか新要素がありません。

加えて、龍馬さんらしいシナリオではありますが、ご都合主義感があって個人的には好きになれませんでした(´・ω・`)

 

龍馬さん√は本編でも今作でも、「異世界の人間だけど主人公と以前から面識があった」という意外性だけで設定付けして、

肝心のシナリオは後出し形式で苦し紛れに作っている所為で、全体的に整合性がないシナリオになってる印象です。

本編のパッケージでは将臣君ポジのキャラなのかってくらいデカデカと描かれてる人なのに( ノД`)

 

天海登場

また、本編では闇落ちキャラなのに、冷やかし程度しか出て来ない祟君が空気キャラになっていました。

ですが、今作では天海が攻略対象から外れた事で、完全に空気キャラになっています。

 

天海は名前自体は出て来ますが、立ち絵自体も滅多に出て来ない上に攻略出来ないので、

天海が好きな方にはおすすめしません。

攻略メモが分かりづらいのは今作も変わらない

遥か5風花記 攻略メモ

攻略メモシステムは、遥かシリーズでは各々名称は違えど定番のゲームシステムになっています。

ですが、今作は異世界や現代など、色々な移動場所がある都合上クリア条件が分かりづらい時がありました。

 

個人的には1章~3章までは予め八葉+リンドウ&祟のフラグを回収しておき、

2週目以降は4章から好きな攻略キャラに絞ってプレイすると楽なのでおすすめなんですが…。

 

キャラを途中まで複数攻略していると、キャラAより先にキャラBのフラグを回収すると、

キャラAのフラグが成立するシナリオが消えてしまう事があって、ちょっと面倒でした(;^ω^)

「だったら複数攻略しなければ良いじゃん」と思うでしょう。

 

そう思って一人に絞ってプレイすると、例えば4か所の敵を倒しておく…というメインシナリオがあったとます。

そして、2か所の敵を倒した後にフラグが成立するシナリオが表示されたので、

「じゃあ先にメインシナリオの条件終わらせて、後でゆっくり攻略キャラとのシナリオを見よう(*’ω’*)」と思い、

先にメインシナリオの条件をクリアすると…フラグが消えている事も多々ありました( ゚д゚)

 

私がアホなだけと言われてしまえばそれまでですが…

攻略メモに例えば「4か所の敵を倒す前に○○に行こう」とか、

「Aさんと絆を先に深めると、Bさんとはこれ以上仲良く出来ないよ」みたいな、

遥か3みたいな注意書きが欲しかったなぁと思いました(;^ω^)

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全√をクリアしてみた感想

プレイした感想

惜しい点もありましたが、本編に比べたら全クリもサクサク出来て、全体的には楽しめた作品でした。

 

歴代の主人公はあかねちゃんや花梨ちゃんの様に優しかったり、

望美ちゃんの格好良く頼もしかったりと主人公らしい性格をしていました。

 

ですが、遥か5の主人公であるゆきちゃんは、所謂守られ系ヒロインの系譜なので本編ではいまいち頼りない印象がありました。

ですが、今作では手探りで自分が出来る事を懸命にやり遂げる姿が好印象で、

素直に「頑張れ!」と応援したくなる主人公に変わっていました。

 

「遥か5は主人公の評判がアレだから、プレイするのはちょっと…」と思ってプレイしなかった方は、

今作だけでも是非プレイして欲しいです。(*’ω’*)b

 

また、本編の方でも思いましたが、今作は「遥かなる時空の中で3」、

または運命を変える系のゲームに対するアンチテーゼ的な作品だと思いました。

 

何故そう思ったかと言うと、遥か3の主な目的は1周目で全滅してしまった仲間と世界を救う or 大切な人を死なせないという点です。

ですが、その「死なせない」と思いに含まれる人物は攻略したいキャラや仲間だけです。

 

例え攻略キャラは死んでも、もしかしたらどこかのモブキャラは生きていた世界だったかもしれませんし、

または誰かの命を犠牲にして、攻略キャラは生還出来たのかもしれません。

ですが、今作ではどうしても救えない命もあれば、主人公の活躍に寄って攻略キャラ以外も救う描写があります。

 

そういった主人公 or 龍神が選別した人だけを救う=世界が救われたという独善的な話ではなく、

「本当の意味で龍神の巫女が世界を救う物語」を描いたのが今作だと思います。

 

…本編できちんと描けていれば、人気のナンバリング作になったかもしれないのに( ノД`)

遥かなる時空の中で5 風花記はどんな人におすすめか

  • 遥か5はクソゲーオブザイヤーに選ばれたから…と嫌煙していた人
  • 恋愛要素が多めの乙女ゲーがしたい人
  • シナリオ&システム面で遊びやすく改良された遥か5をプレイしたい方
  • 主人公が頑張る作品が好きな方

…という方は楽しめるゲームだと思います。

 

遥か5の本編をプレイしなくても遊べる!…と書きたい所ですが、

続編作品というだけあって、作中で本編の内容を知らないと分からないだろう選択肢が少しだけ出て来ます。

ですが、基本的にそういった場面は肯定的な選択肢を選んでおけば回想でさらっと説明してくれるので、

たぶん本編をプレイしていなくても楽しめると思います。

 

個人的に見てみたかった展開を描写していましたし、あの遥か5の続編だから…と嫌煙しないでプレイして良かったと思います。

「遥か5は不評だからプレイするのはちょっと…。」と思って嫌煙していた方は、今作だけでも是非ともプレイして欲しいなと思います。

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まとめ

最初は「本編があのザマなのに、続編出すとかチャレンジャー過ぎない?」と冷や冷やしながらプレイしましたが…

今作は、本編で問題だった点を制作側がきちんと受け止めて、全体的に追加要素や修正を加えて作っていて好印象でした。

 

遥か5は確かにアレでしたが、今作はいつもの遥かシリーズという印象だったので、遥か5のキャラに興味があれば是非プレイしてみて下さい。

 

遥か6は…一応追加要素のあるswitch版をプレイしようかと思っているですが、迷い中です

先に他の積みゲーレビューするかもしれません、それではっ!