※こちらの記事は「遥かなる時空の中で3(PS2版)」の個別恋愛ルートの具体的な結末は書いていませんが、
実際にプレイして感じた率直な感想や、一部批判的と捉えられる意見も書いています。
この作品が大好きな方、または批判やマイナスな意見が不快・苦手という方はブラウザバックをお願いします。
今回は「遥かなる時空の中で3」をクリアしたので、プレイした感想を語っていきたいと思います。
プレイする前は、「遥かシリーズは乙女ゲーなのに、何故か主人公のファンが多い不思議な作品だな…。」とも思っていました。(;^ω^)
恐らく、私のような方も多分?一人はいると思います。
先に書いておきますが、全ルートをクリアした感想してましては・・・
- 八葉達+白龍&朔の全員のオリジナルシナリオを1から作っていて凄いと思った
- バトルが過去作より遊びやすくなった
- でも気になる所がちらほら
という印象です。
今作は乙女ゲーとしてはシナリオ面で良作に入る作品だと思います。
しかし、主人公を好きになれるか寄って、評価は大きく分かれる作品でもあると思います。
何故そう思うのかという点を、主人公について語ったり、今作の良かった点と「うーん?」と思った点を語りたいと思います。
PS2作品をディスプレイでプレイしてみたい方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
遥かシリーズの記事を読みたい方は、こちらの記事をどうぞ!
遥か3の関連記事を読みたい方は、こちらの記事をどうぞ!
ですが、ボロクソ書いてる部分もあるので、批判意見が苦手な方にはおすすめしません!
「遥かなる時空の中で3って面白い?」と気になっている方や
「前作と何が違うの?」と疑問に思う方の参考になれば嬉しいです。
「遥かなる時空の中で3」について
スペックについて
スペックはこんな感じ。
メーカー:コーエー
人数:1人
発売日:2001年9月28日
セーブ機能&テキスト機能について
前作同様、クイックセーブ機能はありません。
ですが、今作からシナリオ進行中でもセーブ&ロードが使用可能になりました。
これにより、「この選択肢どうしようかなぁ…」という場面や、急用が出来てセーブしたい場面でも気軽にセーブが出来るようになりました。
また、今作からテキストを全てスキップ or 既読以外スキップ or スキップなしなど、自動進行機能システムが追加されました。
ですが…スキップ機能を利用したい場合は、R1ボタンをずっと押し続けないといけません。(;^ω^)
そこがちょっと面倒でした。
あらすじについて
今作も前作「遥かなる時空の中で2」同様、前作から100年後の世界になります。(このシリーズ100年後設定好きだな)
あらすじに関しては、wikiでの説明はこんな感じです。
ある雨が降る冬の日。学校で風変わりな姿の少年と出会った主人公は、その場に偶然居合わせた幼馴染の同級生・有川将臣とその弟・有川譲と共に、平安時代末期に似た異世界へと飛ばされてしまう。
時は正に源平合戦の真っ只中。だが、この世界で源頼朝率いる源氏と戦をする平家は、既に死んだはずの平重盛が率いており、さらに、源氏に勝つために怨霊を生み出していた。
主人公は、自分が怨霊を封印する力を持つ「白龍の神子」であり、怨霊を封じて龍神の力を高めなければ元の世界へは帰れない、と知らされ、源氏と共に行動することとなる。
前作は院政時代でしたが、今作は平安時代末期頃が舞台になります。
序盤で簡単な選択肢があった後、白龍と出会い京の世界へ行くムービーが始まるんですが、
外が暗い雨の日と言う状況も有り、白龍の出会いのシーンが完全にホラーゲームみたいでちょっと怖かったです((((;゚Д゚))))
おまけに、敵の怨霊のグラフィックが妙にリアルなので「あれっ、買うゲーム間違えたかな?( ゚д゚)」と思ってしまいました。
そこに力入れるなら一部攻略キャラの立ち絵のクオリティどうにかして、キャラの鼻が気になる。
過去作は、時代は違えど「京を滅ぼす鬼と怨霊と戦う」というのがメインテーマでしたが…
今作のシナリオはざっくり言うと、「バッドエンドを回避する物語」です。
序盤はどう足掻こうがバッドエンド確定です。
だから仕方ない部分もあるんですが…1周目は始終主人公やキャラ達の言動や行動が酷くて、
プレイしていてイライラする部分が多々ありました。(主人公は本気で嫌いになりかけるレベルで酷かったです…)
ですが、序盤で最悪の結末を体験した主人公がその経験を活かして白龍から貰った「龍神の鱗」を使って時空を渡る事で、
序盤と同じ結末にならない様にキャラを説得したり、時には未来で得た情報やアイテムをゲットし、キャラとの幸せを掴む物語になっています。
これは完全に私の主観ですが、今作のややえぐい描写はジブリ映画「もののけ姫」が平気で見れるなら、
プレイしても大丈夫だと思います…たぶん、きっと。
過去作と今作の違いについて
今作は前作の続編物なので、「前作と何が違うの?」という方向けに個人的に違うと思った点を解説したいと思います。
戦う巫女、ここに誕生
過去作のあかねちゃん・花梨ちゃんは、戦闘では応援での技ゲージ上げ、札をキャラや自分に使って回復したり、術の指示など主に後方支援が役割でした。
ですが、今作の主人公である望美ちゃんは剣を手に前線で戦います。
また、主人公は戦う巫女…というスタイルは、今作から始まり最新作まで引き継がれていきます。
過去作の主人公たちも攻撃は出来ましたが、大抵は微々たるダメージで、応援 → 術をした方がダメージを稼げました。
ですが、今回の主人公は攻撃も普通に火力があり、各ステータスを育成する事でどんどん強くなっていきます。
また、過去作では2作とも「八葉と主人公 VS 怨霊と鬼」…という形で戦いが行なわれていました。
ですが…今作では主人公は生きた人間とも戦闘を行います。
今まで人の姿をした鬼と敵対していても、実際戦うのは怨霊だったので驚きました。
運命上書きシステムが追加
過去作は、ある程度定まったシナリオの隙間でキャラとの絆や好感度を深め、攻略キャラと恋愛していく流れでした。
ですが、前述の通り、今作からは「運命上書きシステム」という要素が追加されました。
白龍から貰った「龍神の鱗」を使い、各章に移動する事でキャラ達の行動を変えたり、
事前に知っている情報を元に最悪の事態を防ぐことが出来ます。
また、各攻略キャラの運命を変える為には、「メモ」を頼りに書かれた行動を行い、選択肢など通してフラグを成立させておく必要があります。
メモの内容をクリアすると「絆の関」という項目が埋まっていき、全てクリアするとキャラとのエンディングを見ることが出来ます。
なので、初めて運命上書きシステムを使用する際は、1章からもう一度スタートする事をおすすめします。
その方がスムーズに進み、「メモ」で攻略したいキャラのルートとの恋愛エンディングの行き方がより分かりやすくなります。
バトルシステムが変更された
1)円陣システム
過去作では邸で選んだ八葉2人&主人公だけで京を探索する事が基本でしたが…
今作ではこのように円陣を設定し、八葉全員を使用する事が出来ます。
戦闘前ならキャラの配置を入れ替える事も可能で、もし戦闘で苦手属性の敵と当たっても、
戦闘中に「円陣」を選択し、コントローラーのL1とR1でクルクル回す事で、得意属性の術 or キャラをバトルで出せる仕様に変わりました。
これにより、「ついでに水属性の敵も倒したいけど…今連れてるの火属性と水属性なんだよなぁ」みたいな、
過去作での地味な悩みが解消されました。
2)1巡で倒すとボーナスポイント追加
過去作では、あまり戦いが長引くと八葉二人に小言を言われる事があったり、すぐ勝ったからといって好感度がちょっと貰えるだけでした。
ですが、今作は1巡で敵を撃破すると、倒した敵の属性に応じて習得値に追加ボーナスが入ります。
1ターンで撃破すると多めに「龍神の力」と呼ばれる習得値が増え、各キャラを強化出来ます。
3)気力が1戦ごとに消費する
前作では1戦した後、2戦目の敵と戦っても技ゲージ(以降気力と表記)は一定値回復していました。
ですが、今作では気力は使った分消費されてしまいます。0になると術が使えません。
一見改悪のようにも見えますが、「京邸」などの拠点マップに移動すると気力が全回復します。
これにより、戦闘中に気力が0にならない限りは「応援」を使う機会がだいぶ減り、攻撃コマンドを選びやすくなっています。
今作は過去作より主人公の行動原理が恋愛寄り
今作は前述した通り、本来ならバッドエンドになる筈の運命を、主人公が時空を超える事で回避し結末を変えていく物語です。
あくまで個人の主観ですが、過去作は攻略キャラ → → ← 主人公というイメージで、
基本的に最初は巫女として接していた攻略キャラ達が、段々主人公の人柄に惹かれて恋愛的展開が始まっていました。
また、過去作は「京を巣食う怨霊を倒す」という事が大きなテーマであり、
恋愛√はサブイベント的にプレイヤーが特定のキャラをターゲットにしない限りは
別に特定のキャラと恋愛に発展しなくても、ゲーム自体はクリア可能でした。(それが乙女ゲーとして良いのかという問題は置いておいて)
ですが、今作は攻略キャラ → ← ← 主人公という具合で、
「大切なあの人(攻略キャラ)を救いたい」という行動原理で運命を変えていきます。
そして、キャラとの恋の結末がクリアを左右します。
選択肢に寄ってはバッドエンド扱いになり、メリーバッドエンド or 鬱endと言える終わりを迎える事もあります。
キャラクターについて
簡単にではありますが、前作のキャラと比較しつつ、攻略対象のキャラクターを紹介
したいと思います。
1)主人公について
[主人公 (デフォルトネーム:春日望美)]
八葉紗の主人公に続き、ピンク髪の女の子です。
元の世界では将臣君と譲君と幼馴染で、鎌倉に住んでいました。
パッと見は初代主人公に寄せたキャラデザですが…今作の主人公はだいぶ個性が全面に出ています。
男キャラ相手でも怒ったりし、時には恋に悩み、自分の我儘だと分かってはいても運命を変える為に動く、
喜怒哀楽がはっきりしている行動派な主人公です。
例えるならRPG的な主人公で、私は嫌いではないんですが…
序盤のバッドエンド確定√の時に、九郎さんから源義経という言葉を聞き譲君が驚きます。
しかし…
…と、いまいちピンと来てないような反応をした後、
譲君に至極真っ当なツッコミをされるんですが…
…なんだか小学生みたいな回答をします。(;^ω^)
源頼朝は詳しい経歴は忘れていても、歴史の授業などで名前だけは知ってる人が多い人物だと思うんですが…。
主人公が天然キャラなのか、それともおバカキャラなのか…はたまた製作スタッフはリアル高校生を馬鹿にしてるのか、よく分からない描写が挟まれます。
こんな事がちょくちょくあるので、プレイ中は「プレイヤー=主人公」と捉えづらく、
RPGの主人公の様に「春日望美」という1人のキャラを動かしている感覚になります。
なので、乙女ゲーで個性のある主人公が抵抗感がある人には、苦手なタイプの主人公かもしれません。
2)八葉について
前回の「遥かなる時空の中で2」は、全体的にゲームシステムやUIが改善されて満足いく作品でしたが、
「遥かなる時空の中で 八葉抄」のキャラ達と、2の攻略キャラのキャラデザインがとても似ている事が若干の不満点ではありました。
ですが、今回は髪色以外は過去作とは見た目や性格、境遇も違ったので、2の続編…という雰囲気はなく、1つのシリーズ物として楽しめました。
全員個性的でシナリオの展開も全く違うので、どのキャラでも飽きずに攻略出来ると思います。
「遥かな時空の中で3」で個人的に良い所
個別√のシナリオがどれも長くて濃厚
前作ではメインシナリオ進行の合間に「こころのかけら」を集めたり、ミニゲームや選択肢で好感度を上げる事でキャラと恋愛が出来ました。
ですが、今作は1キャラずつ完全に別シナリオを見る必要があり、同時進行が出来ません。(プレイ中に何度4章の熊野参詣へ行った事か…)
ですが、数キャラがコピペシナリオ…なんて事は全くなく、どのキャラの√も専用シナリオが作られており、展開も大きく変わっていたので飽きずに楽しめました。
※実際プレイした攻略順
まだプレイした事が無い人は「誰の√からプレイすれば良いの?」と迷ってしまう人
もいると思うので、参考までに私が攻略した順番を書きますと…
- 将臣君
- ヒノエ君
- 九郎さん
- 譲君
- 敦盛君
- 白龍
- 景時さん
- 弁慶さん
- リズヴァーンさん
- 朔(大団円ルートを見る為に必須)
こんな感じです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、個人的にこの中では
将臣君、譲君、敦盛君のシナリオが好きです。( *´艸`)
また、シナリオ的にリズ先生と譲君は最後辺りにプレイする事をおすすめします。
全キャラクリアを目指すと、後から段々周回が疲れて来るのですが、
2人は他の八葉と毛色が違うシナリオなので後に取っておいた方が良いと思います。
また、白龍を攻略したい方場合いくつか条件があって、ルートに入るまでが非常に面倒です。
ですが、白龍シナリオで得る事が出来るいくつかの技は、取得しておくと何かと便利なので頑張って習得しましょう!
そして、もし「遥かなる時空の中で 十六夜記」もプレイしようと考えている場合、
大団円のエンディングからセーブしても、続編である「遥かなる時空の中で 十六夜記」では、
大団円エンディングを見た後のデータからは引継いでスタートが出来ません。
なので…
上記の様な移動マップ画面で一旦セーブして、大団円√は別枠にセーブしておく事をお勧めします!
レベリングが出来る
レベリング…トテモ…タノシイ…。
前作は封印によって怨霊が封じられた札を装備品として使い、八葉や自分を強化したり異常状態を無効に出来ました。
ですが、今作は各キャラごとにステータスを振って強化する事が出来ます。
「えっ、色々あるからステータス振りが面倒くさそう…」と思った方もいるとは思いますが、
この中なら、基本的には…
- 気力上限増(HP増加)
- 集中上限増(術の使用回数UP)
- 攻撃力増加(攻撃力UP)
- 耐久力増加(防御UP)
- 霊力増加(術攻撃力UP)
以上5つに重点的にステータスを降っておけば、大抵の敵は勝てます。
ですが、上記の画像の左端にある「正義」「礼節」「知恵」「真義」「仁愛」は、
攻略したいキャラによって攻略に影響するので、
各キャラの攻略メモで「○○が高いと仲良くなれるみたい」的な指示が出たら、忘れずにステータスを振っておきましょう。
また、ある程度ステータスを振り終えると、マップ道中でのザコ敵との戦闘がウザくなってくるので、
景時さんとヒノエ君が持っている「遁甲」という技をLv5に上げておくと、効果中は敵との戦闘を回避出来て後々便利です。
ただ、魔弾のようなキャラ専用のステータスに関しては、シナリオを大きく左右する時があるので、
攻略したいキャラに他のキャラにない専用のステータスがあれば、Lv2~3くらいは振っておきましょう(*’ω’*)
バトルが楽になった
前述しましたが、前作では主人公+選択した八葉2人の3人体制でバトルが行なわれていました。
八葉が2人しか選べない関係上、風・木・火・水・土の内2属性しか使用出来ないので、
事前に封印する怨霊の属性を把握しておく必要がありました。
ですが、今作からは主人公+八葉+朔&白龍の計11人が、円陣システムを使用する事によって全員使用可能になりました。
これにより、八葉の組み合わせによって3属性以上の技が使用可能になったので、バトルが大分楽になりました。
しかし、今作から同属性の敵に攻撃を加えると、相手が回復してしまうする仕様に変更されました。
ですが、基本的に技を連発すれば3ターン以内で勝てるので、そんなに気にはなりませんでした。
「遥かな時空の中で3」で個人的に悪い所
色々書いたら恐ろしく長くなってしまったのと、今作は「主人公が好き!」という方が多いようです。
なので、完全に私の主観な上に、主人公が好きな方に怒られそうな内容という事も有り、見たくない人が見えない様に記事分けさせて頂きました。
「遥か3は好きだけど、批判意見も気にしないよ!」という方いましたら、暇な時にでも見て下さい_(:3」∠)_
上の記事で個人的に思った事は語ったので、この記事では差し障りが無さそうな所だけ挙げさせて貰います。
一部キャラの攻略方法がメモだけでは分かりにくい時がある
運命上書きシステムが使えるようになった後、メニュー画面の人物録から「メモ」を
頼りに各章でフラグを立てていく事になります。
ですが、時折メモに書かれたフラグの発生条件が分かりづらい事がありました。
例えば、先程も表示させたヒノエ君√に行く為のメモを1から攻略しようと思った場合、
「福原の有馬の陣で話を聞いてみよう」というメモが表示されます。
次に、各章で攻略したいキャラとフラグが成立したか分かる「絆の関」の一覧を確認すると、最初は2章からフラグが立てられると分かります。
これを見ると、大半の人は「とりあえず2章から始めれば良いの?」と思うででしょうが…
実際に2章をプレイしてもヒノエ君が出て来ずに終わってしまいました。_(:3」∠)_
だから「えっ?何章の事言ってるの?」となって混乱してしまい、仕方なく一旦
攻略サイトを参考にすれば…
5章である福原で予めヒノエ君と会話してフラグを立ててから2章に飛ばないと、ヒノエ君が2章で出てくれない事が分かりました。_(:3」∠)_
これは、正直私の読解力が無いだけだと思います。(;^ω^)
ですが、2章の前に空欄や「5章」の欄が表示されていれば、絆の関を開くには前準備が必要だと分かりやすかったのになぁ…と思いました。
立ち絵とアニメーションの作画が違うから別人に見えてしまう
今作は、途中で入るムービーや戦闘画面など、アニメーション演出に力を入れている印象でしす。
ですが…素人目ではありますが、作画が安定しないな…思ってしまうムービーが多々ありました。
動く事でかっこいいと思うキャラもいれば、「あなた誰?」と思ってしまうくらい顔が違うキャラがいます。
主人公も、立ち絵に比べると若干ふくよかになってるので大概ですが…
将臣君が…
頭が蟹みたいに爆発していたり
景時さんも…
肌色の絵の具をそのまま使ったみたい濃い肌と、無駄に太くなった眉が気になってしまいます。
どうしてこうなった_(:3」∠)_
アニメだから描写が分かりやすかった部分もありましたが…
ぶっちゃけ、このムービーのクオリティなら綺麗なスチル一枚入れてくれた方が良かったな…と思いました(;^ω^)
ですが、ムービー演出は3分もない短い物ばかりで、多くて2回流れるくらいなので、プレイしていてそこまで気にならないと思います。
何度も何度も同じシナリオを見ないといけないので疲れる
ゲームシステムの都合上、遥かなる時空の中で3では遙かなる時空の中で2のように八葉を同時攻略が出来ません。
これにより、ちょっと選択肢や行動が違うだけなのに、何度も何度も同じシナリオを
プレイしなければ攻略キャラとの絆の関(フラグ成立)が解放出来ない事が殆どです。
2・3周なら良いんですが…八葉+朔&白龍をクリアするとなると…最低10周、
選択肢を間違えたら、それ以上周回しないといけなくて流石に途中で流石に疲れてしまいました_(:3」∠)_
「だったら全クリアなんてしなければ良いじゃん」と思う方もいるでしょうが…
続編である遙かなる時空の中で3 十六夜記では、
八葉+朔&白龍の全員を攻略して、エンディングも見た状態でセーブしないと、続編にセーブデータを引継ぐ際に攻略が出来ない追加キャラがいます。
そのキャラが好きな人は、強制的に全クリアを強いられます。(どのキャラかは十六夜記の記事で語りたいと思います)
いくらスキップ機能があるといっても、シナリオの合間にどうでも良い選択肢も入るので、重要でない選択肢以外はスキップ扱いにして欲しかったです(;^ω^)
せめて、メインシナリオを見ている状態なら「シナリオをスキップしますか?」という表示がされて、
〇ボタンでマップ移動画面に行けたら良かったのに…と思いました。
敵が弱過ぎて戦闘が物足りない
基本的に乙女ゲーなので、「ガチのRPG並みに強い敵は求めてないよ!」と思う人が殆どだとは思います。
流石に最初の内は苦労しますが、
周回を重ねていく内に中ボス的な敵でも2ターンで倒せてしまうので、レベリングのやり甲斐がないのが個人的に残念でした。
まぁ、俺…もとい主人公TUEEEEがしたい人には楽しめるとは思います。
ですが、遥か2のラスボスは工夫しないと倒すのが大変だっただけに、遥か3での戦闘は弱すぎて物足りなさを感じました。
制作者サイドに「主人公を最強に見せたいなら、敵を弱くすればいいじゃない」みたいな思惑があるのかと勘ぐってしまいます。
「遥かなる時空の中で3」はこんな人におすすめ&愛蔵版かUltimate版どちらが良いか
遥かなる時空の中で3は過去作をプレイしなくても遊べるか
まず、結論から言わせて貰うと…
今作も過去作をプレイしていなくても問題なく遊べます!
過去作から引き継いでいる設定はちまちまありますが、今作は過去作とゲームシステムも攻略方法もほぼ別物です。
もし遥か3をプレイしてから過去作もプレイする予定の方が居る場合、注意して欲しいのは、
今作は過去作の遥かシリーズのテンプレを、敢えて打ち壊しているような点が多々ある事です。
個人的に、1と2の共通要素は以下の通りだと思います。
- 龍神の巫女(主人公)は戦闘では後方支援系
- 八葉は封印した札を装備して強化させる
- 藤姫など星の一族がサポート役として身の回りをお世話してくれる
- 黒龍の巫女が敵対関係
- メインシナリオは恋愛ルートを挟まないと基本同じ
一方、3はこんな感じです。
- 龍神の巫女(主人公)は戦闘では前衛で剣を持って戦う
- 札を装備せず、戦闘を重ねて各キャラのステータスを上げる
- 星の一族は存在しているけど、サポート役として主人公の傍に居ない
- 黒龍の巫女が仲間
- メインシナリオは序盤を終えたら、その後は攻略したいキャラ専用のルートへ進む(同時攻略が不可能)
なので、遥か3を基礎知識にして遥か1.遥か2をプレイすると、設定がだいぶ違います。
なので「なんか思ってたのと違う…」となってしまうかもしれません。
なので、少しでも過去作をプレイする気がある方は、まずは過去作からプレイした方が良いと思います。
「遥かなる時空の中で3」はこんな人におすすめ!
前回の遥か2でも書きましたが、今回もどんな人におすすめか個人的な意見を語りたいと思います。
- 「遥かなる時空の中で」シリーズ or 乙女ゲームを初めてプレイする人
- PS2 or PSPを持っている人
- 過去作より遊びやすく一新されたゲームシステムを楽しみたい人
- 1キャラごとに丁寧にシナリオが作られたゲームがしたい人
- 個性がある主人公が好きな人
- 周回プレイが苦じゃない方
- レベリングが好きな人
- 敵がサクサク倒せるゲームが好きな人
上記の様な方なら、この作品を楽しくプレイ出来ると思います。
PSP愛蔵版 or PSVITA版 Ultimateではどちらがおすすめか
私は大昔に買った積みゲーの1つだったので、PS2版をプレイしました。(セールで100円だったから)
ですが、もしこれから遥か3をプレイする場合は、PSVITA版で遊んだほうが良いと思います。
理由は、シンプルに遥か3のPSVITA版はPSP版のリメイク作品だからです。(未完成商法辞めて)
Ultimate版の利点は以下の通りです。
- Ultimate版は愛蔵版より高画質
- スチルが40枚追加
- シナリオがフルボイス
- 恋愛エンドのその後のダウンロードコンテンツで配信(各キャラ春夏秋冬+大晦日5つのシナリオを課金する事で見られる)
- 「藤原泰衡」がダウンロードコンテンツで攻略可能
特に、スチルがPS2版と比べればクオリティが段違いなので、綺麗なイラストを求めているならPSVITAの方が良いと思います。
ですが、上記の追加要素に興味がないのなら、遥か3と続編である十六夜記がセットになっており、
エンディングのエピソードが20本追加されたPSPの愛蔵版でも充分楽しめると思います。
まとめ
今作は全体的に「主人公に好感が持てるかで評価が変わる作品」だと思いました。
守られ系の女の子が苦手な方もいるとは思いますが、私はどちらかと言えば2の主人公の方が好きかな?…といった印象です(;^ω^)
攻略キャラのシナリオがどれも良い感じだったので、気になっているキャラがいるなら是非プレイして欲しい作品です。
次回は、遥か3の追加シナリオと言える「遥かなる時空の中で 十六夜記」をプレイしたいと思います。
今の所、八葉は全員クリアしたので早めに書ければと思ってます。
それではっ!